情報システム部は、DXを進める上でレガシーシステムの技術的負債に直面することが多いです。この記事では、APIを活用してこれらの課題を解決し、データの有効活用を実現する方法を紹介します。
ROBONのVeleta(ベレタ)、これってなに??
みなさん、こんにちは。
株式会社ROBONの中の人、DataFabric担当のTです。
今回のメルマガのタイトルにあるように、ROBONがDataFabricファミリーの第2弾としてリリースいたしました、Veleta(ベレタ)について今回は簡単にご紹介したいと思います。
Veletaというのはスペイン語で「風見鶏」の意味です。
Veletaのコンセプトはこうです。(ここからが本題!)
皆さんがお持ちのシステムには、多くのデータが蓄積されていますが、
・長年利用している中での仕様の変更や追加
・ドキュメントの陳腐化
・開発担当は既にいない
などの理由で、その中身がブラックボックス化しているレガシーシステムも多いでしょう。
もともとROBONはメタデータ管理SaaS「💧Mashu」で、これらのレガシーシステムに対して、「全社データの索引を作る」というコンセプトでサービス提供しています。
しかし、Mashuで全社データの索引(=データカタログ)を作ったとしても、バラバラに存在するデータをどう連携するのかで悩み、壁にぶつかっている方も少なくはないでしょう。
そんなお悩み解消のためのROBONの解はこれです。
「だったら、データのありかがバラバラのままで連携すれば良いのでは?」
そりゃそうなのですが、もう少し踏み込んでご説明すると
既存のシステムを変更することなく、直接データベースにアクセス出来るWeb APIサーバーをVeletaで提供します
つまり、データがバラバラでも連携するためのWeb APIをVeletaで作るのです。
もう少し説明すると、
・ソースコードを自動生成して、動作可能なDockerコンテナをビルドする
・ソースコードとコンテナイメージをそれぞれダウンロード出来る
・ソースコードはGo言語のソースコードを自動生成する(ノーコード / ローコードではない、プロコード)
・API仕様書を自動生成し(YAMLファイル)、HTMLも生成する
・Mashuのメタデータを利用し、アプリケーションの構成情報を自動生成する
などと、いろいろやってくれるのです。
いわゆる「技術的負債」によって増大した運用保守コストがDX推進・データ活用の阻害要因になっていることは間違いないですが、
こうしたレガシーシステムを変更せず、そのままにシステム間連携するという点がこのVeletaの特徴です。
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