データソースが急増し、データ基盤が複雑化する現代の企業環境において、社内データは部門やシステムごとに分断されがちです。その結果、「必要なデータがどこに存在するのか」「本当に信頼できるデータなのか」という課題が日常的に発生し、組織全体の情報利活用やDX推進、さらには迅速な経営判断を大きく阻害しています。
Mashuは、こうした課題を解決するために設計された次世代のデータカタログです。モダンなデータウェアハウス環境で、すべてのビジネスユーザーが活用できる統合型メタデータ管理の機能を提供し、データ資産を最大限に引き出す基盤を実現します。
Mashuは、複数のデータソースからメタデータを効率的に収集・管理・検索できる次世代型データカタログSaaSです。BigQuery、Amazon Redshift、Snowflakeといった主要なDWH製品はもちろん、幅広いデータベースやRDBMSにも対応しており、企業に散在する多様なデータ資産を一元的に可視化します。
Mashuは特定ベンダーへの依存を排除し、情報システム部門だけでなく、現場のビジネスユーザーでも直感的に操作できるユーザー体験を重視した設計がなされています。
その結果、従来の縦割り組織で起こりがちだったデータのサイロ化や属人化を防ぎつつ、組織横断のデータ活用・ガバナンスを促進します。全員がリアルタイムで信頼できるデータにアクセスできる環境が構築され、迅速かつ精度の高い意思決定を支える基盤となります。
この記事では、多くの企業でデータ活用の基盤として導入が進むBigQuery、Amazon Redshift、Snowflakeの3大クラウドDWH(データウェアハウス)とMashuの接続方法について、具体的な手順をわかりやすく解説します。
さらに、実際にMashu上でどのようなメタデータが確認・活用できるのか、その画面イメージや対象となる情報例もあわせてご紹介します。各種DWHとの連携によって実現する統合的なデータガバナンスや、現場でのデータ資産発見・活用の具体像をぜひご覧ください。
GCP BigQueryからMashuにメタデータを取り込むためには、まずGCP Catalogを選択してメタデータソースを作成します。GCPのサービスアカウントのキーを利用して認証を行い、接続設定タブにキーの内容を貼り付けます。
接続設定を保存後、メタデータタブのメタデータ同期ボタンを押すことで、BigQueryのメタデータを同期することができます。必要な権限として、datacatalog.catalogs.searchAllやbigquery.tables.getなどがあります。
まず、Redshiftのメタデータを同期するためのデータソースを作成し、タイプとして「AmazonRedshift」を選択します。
次に、Redshiftへの接続情報を設定します。ホスト名やポート番号、DB名、ユーザー名、パスワードなどを入力し、必要な権限をユーザーに付与します。例えば、スキーマのUSAGE権限やテーブルへのSELECT権限などです。
設定が完了したら、メタデータタブのメタデータ同期ボタンをクリックして、Redshiftからのメタデータ同期を開始します。
Snowflakeのメタデータを同期するためには、まず「Snowflake」を選択してデータソースを作成します。その後、秘密鍵と公開鍵のペアを生成し、Snowflakeユーザーに公開鍵を割り当てます。
次に、Mashuが利用する専用のロールを作成し、必要な権限を付与します。例えば、データベースやスキーマのUSAGE権限、テーブルやビューへのSELECT権限などです。
接続情報を設定し、メタデータタブのメタデータ同期ボタンをクリックして、Snowflakeからのメタデータ同期を開始します。
Mashuは、RDBやDWH、さらには多種多様なデータベース製品に対応し、社内外に分散した全てのメタデータを強力かつ直感的に一元管理できるのが特長です。これにより、部門やシステムの垣根を越えて、組織全体でデータを発見・再利用しやすくなります。従来はシステムごとに独自管理されていたテーブルやカラム情報、リレーション、利用状況などもMashu上で統合管理でき、必要なデータに迅速にたどり着けます。
全文検索エンジンと曖昧検索機能により、もしデータ名や正確な場所がわからなくても、キーワードや利用シーンから柔軟にデータ発見が可能です。たとえば「売上」「出荷」など漠然としたワードで横断的に検索し、複数システムをまたぐテーブルにも素早くアクセスできます。
こうした機能が、データドリブン経営や全社規模でのDX推進の基礎となるデータ活用レベルの底上げを強力に後押しします。また、現場ユーザーの自立的なデータ探索と再利用を促し、ビジネス現場の課題解決スピードを加速します。
さらに現在、Mashuは無償利用枠を提供しています。実際の業務シナリオでMashuの操作感とデータ発見体験をぜひお確かめください。社内ユーザーのデータ活用力が飛躍的に向上させる、メタデータ・マネジメントを始めましょう。
無償トライアルのお申込みや、Webミーティングで製品デモ希望の際は、お気軽にご連絡ください。