メタデータを同期する(Oracle)

OracleからMashuへメタデータを同期するための設定手順と、必要なOracle側の権限について説明します

1. Mashuサーバーのセットアップ

OracleからMashuへメタデータを取り込むためには、Mashuサーバーのセットアップが必要です。Mashuサーバーのセットアップ方法は https://services.robon.co.jp/ja/kb/mashu/server/mashu-server を参照してください。

2. メタデータソースの作成

Oracleのメタデータを同期するために、タイプとして「OracleDB」を選択してデータソースを作成します。

3. Oracleへの接続情報設定

データソース画面の「接続設定」タブで、Oracleへの接続情報を設定します。

  • Host: MashuサーバーがOracleへ接続するために使用する、Oracleのホスト名またはIPアドレスを指定します。

    • (注意)Docker環境での実行について: MashuサーバーがOracleと同じホストマシン上のDockerコンテナ内で動作している場合、ホスト名として localhost を使用すると接続できません。Dockerコンテナからホストマシン上のOracleを参照できるように、ホストマシンのIPアドレスや、お使いのDockerネットワーク環境に応じた適切な接続情報を指定してください。
  • Port: Oracleのポート番号を指定します。このフィールドを空欄にした場合、SQL Serverのデフォルトポート番号である 1521 が使用されます。

  • User: Oracleへの接続に使用するユーザー名を指定します。このユーザーは、対象オブジェクトに対する適切な権限を持っている必要があります

  • Password: 上記のUserに対応するパスワードを指定します。

  • ServiceName: 接続するOracleデータベースのサービス名を指定します。SID または サービス名を指定します。 

    データソース-Oracle

4. 必要なOracle権限

メタデータ同期、データプレビューを実行するには、対象とするテーブル・ビュー・マテリアライズドビューに対する SELECT 権限が必要です。この権限は、メタデータ同期処理やデータプレビュー機能で使用するユーザーに対して付与してください。この権限は、メタデータ同期処理やデータプレビュー機能で使用するユーザーに対して付与してください。

GRANT SLECT ON <スキーマ名>.<テーブル・ビュー・マテリアライズドビュー名> TO <ユーザー名>;

5. 接続設定の保存とスキーマ選択

Oracleへの接続情報を入力後、「保存」ボタンをクリックします。Oracleへの接続に成功すると、メタデータを同期するスキーマを選択できるようになります。

同期したいメタデータが含まれるスキーマを選択してください。

データソース-Oracle2

6. メタデータの同期実行

データソース画面の「メタデータ」タブに移動し、「メタデータ同期」ボタンをクリックすることで、Oracleからのメタデータ同期が開始されます。