MySQLからMashuへメタデータを同期するための設定手順と、必要なMySQL側の権限について説明します
1. Mashuサーバーのセットアップ
MySQLからMashuへメタデータを同期するためには、Mashuサーバーのセットアップが必要です。Mashuサーバーのセットアップ方法は https://services.robon.co.jp/ja/kb/mashu/server/mashu-server を参照してください。
2.データソースの作成
MySQLのメタデータを同期するために、タイプとして「MySQL」を選択してデータソースを作成します。
3. MySQLへの接続情報設定
データソース画面の「接続設定」タブで、MySQLへの接続情報を設定します。
-
Host: MashuサーバーからMySQLサーバーへ接続する際に使用する、MySQLサーバーのホスト名を指定します。
- (注意)Docker環境での実行について: MashuサーバーがMySQLサーバーと同じホストマシン上のDockerコンテナ内で動作している場合、ホスト名として
localhost
を使用すると接続できません。Dockerコンテナからホストマシン上のMySQLサーバーを参照できるように、ホストマシンのIPアドレスや、お使いのDockerネットワーク環境に応じた適切な接続情報を指定してください。
- (注意)Docker環境での実行について: MashuサーバーがMySQLサーバーと同じホストマシン上のDockerコンテナ内で動作している場合、ホスト名として
- Port: MySQLサーバーのポート番号を指定します。ポート番号を指定しない場合MySQLのデフォルトポート番号
3306
が使用されます。 -
User: MySQLへの接続に使用するユーザー名を指定します。
-
Password: 上記
User
に対応するパスワードを指定します。
4. 接続設定の保存とスキーマ選択
MySQLへの接続情報を入力後、「保存」ボタンをクリックします。MySQLへの接続に成功すると、メタデータを同期するスキーマ(MySQLでは「データベース」と同義)を選択できるようになります。
同期したいメタデータが含まれるスキーマを選択してください。
5. 必要なMySQL権限
MashuがMySQLからメタデータを同期したり、データをプレビューするためには、接続に使用するユーザーに対して、適切な権限が付与されている必要があります。以下の 4.1 または 4.2 のいずれかの手順に従い、接続ユーザーに必要な権限を付与してください。
5.1. 特定のデータベースのメタデータのみを同期する場合
特定のデータベースのみを対象にメタデータを同期するには、そのデータベースに対する SELECT, SHOW VIEW(view定義情報取得のため)
権限を接続設定で指定したユーザーに付与する必要があります。
GRANT SELECT, SHOW VIEW ON <データベース名>.* TO '<ユーザー名>'@'<ホスト名>';
5.2. 全てのデータベースのメタデータを同期する場合
MySQL内の全てのデータベースのメタデータ同期したい場合は、グローバルレベルのSELECT, SHOW VIEW(view定義情報取得のため)
権限を接続設定で指定したユーザーに付与します
GRANT SELECT, SHOW VIEW ON *.* TO '<ユーザー名>'@'<ホスト名>';
6. メタデータの同期実行
スキーマ選択後、メタデータソース画面の「メタデータ」タブに移動し、「メタデータ同期」ボタンをクリックすることで、MariaDBからのメタデータ同期が開始されます。