Db2からMashuへメタデータを同期するための設定手順と、必要なDb2側の権限について説明します
Mashuが対応しているのはDb2 for LUWのみです。
1. Mashuサーバーのセットアップ
Db2からMashuへメタデータを取り込むためには、Mashuサーバーのセットアップが必要です。Mashuサーバーのセットアップ方法は https://services.robon.co.jp/ja/kb/mashu/server/mashu-server を参照してください。
2.データソースの作成
Db2のメタデータを同期するために、タイプとして「Db2 For LUW」を選択してデータソースを作成します。
3. Db2への接続情報設定
データソース画面の「接続設定」タブで、Db2への接続情報を設定します。
- Database: 接続対象となるDb2データベースの名前を指定します。
-
Host: MashuサーバーからDb2サーバーへ接続する際に使用する、Db2サーバーのホスト名を指定します。
- (注意)Docker環境での実行について: MashuサーバーがDb2サーバーと同じホストマシン上のDockerコンテナ内で動作している場合、ホスト名として
localhost
を使用すると接続できません。Dockerコンテナからホストマシン上のDb2サーバーを参照できるように、ホストマシンのIPアドレスや、お使いのDockerネットワーク環境に応じた適切な接続情報を指定してください
- (注意)Docker環境での実行について: MashuサーバーがDb2サーバーと同じホストマシン上のDockerコンテナ内で動作している場合、ホスト名として
-
Port: Db2サーバーのポート番号を指定します。
-
User: Db2への接続に使用するユーザー名を指定します。
-
Password: 上記
User
に対応するパスワードを指定します。 - SSL接続: Db2サーバーとSSLを用いて通信したい場合は、SSL接続をONにします。
「保存」ボタンをクリックして、接続設定を保存します。
4. スキーマ選択
接続情報を設定したあとはメタデータを同期するスキーマを選択します。
5. 必要なDb2権限
MashuがDb2からメタデータを同期したり、データをプレビューしたりするためには、接続に使用するユーザーに対して、適切な権限が付与されている必要があります。
5.1. データベースへのConnect
権限
接続設定で指定したDatabase
に対するCONNECT
権限が必要です。
// 接続設定で指定した Database に接続するGRANT CONNECT ON DATABASE TO USER <ユーザー名>;
5.2. 既存テーブルへのSELECT
権限
同期対象スキーマ内の同期対象テーブルに対するSELECT
権限が必要です。
GRANT SELECT ON <スキーマ名>.<テーブル名> TO <ユーザー名>;
6. メタデータ同期
データソース画面の「メタデータ」タブに移動し、「メタデータ同期」ボタンをクリックすることで、Db2からのメタデータ同期が開始されます。